26 9月 2012

ミラノの次はパリ!

こんにちわ!
2013春夏ミラノコレクションのfashion weekも終了しました。

日本のとあるブランドの2シーズン目のショールームと
パリでの展示会の通訳で、明日からはパリです

さてさて、まったくもって荷造りもできていませんが、
ミラノのコレクションダイジェストを写真にて。

今回は、全体的に人の数がすくなかったなぁ、という印象。
世界的な不景気のせいか、ファッションもなんだか地味な感じ。


仕事現場です。主要会場前に張り込み

今回特に気になったエディターさんは、ウクライナvogueのマーシャ。
お洒落でキリっとしていて、素敵でした。
質問にも丁寧に答えてくれて、感謝感謝。
中央のショートカットのマーシャ(ウクライナvogue)
ハーパスバザールのナタリア
ロシア・ハーパスのナタリアは、とってもフェミニン。
華奢でカワイイのに、セクシーなドレスも似合うのがスゴイ。


今回はベテランモデルがだいぶ減っていて、
著しい新旧交代のシーズンでした。

ベテランだと、やっぱりAnja Rubikは美しい。
あの透明感どうやって出せるんだろー。
毎回美しくなってる気がするなぁ。
コンスタンスもあいかわらず可愛い綺麗だし。

そして、最近の新しい子の名前おぼえるの大変。(汗)

Marte好きだな〜♪
右のagnesも面白いくってカワイイし
大注目のカーラは、ご機嫌だとお猿サンみたいに、はしゃぎまくり
根強い中国勢の若手ちゃんたち
 マルニはfavoriteブランドなので、ショーみるのワクワク♪

ロベルト・カヴァッリのショーは
日本人には着こなし難しそうな、セクシーアイテムが多かったです。

ショーのラスト
今年の来場者はともかく首まわりと腕まわりのアクセがゴージャスで
もちろん、すっごい高価ぽいのや、ヴィンテージをつけてるひとも多いけれど、
zaraのネック系もかわいらしくって、たくさんの人が付けていました。
ぜひぜひshopへgoですね。


さて、そろそろ荷造りして、寝なきゃなので、あっさりめのダイジェストです。
やっぱりfashion weekほど楽しいミラノはナイな〜。
アドレナリンたっぷりいただいて、テンションモリモリでパリ行ってきまーす!

22 9月 2012

MILANO FASHION WEEK開催中!!!

こんにちわ!

19日からミラノファッションWEEKがスタートしました!

日本の雑誌のミラコレスナップのために、
毎日ショー会場をめぐる日々です。
スタートはいつもGUCCIから!!!

ショー前の雰囲気をつたえる、ストリートスナップもネットで見れます。
MARIE CLAIREのサイトとCOMPANY MAGAZINEのサイトの初日の写真に
私のLOOKが載ってましたー。(顔ないけど!)


バルセロナで買ったワンピ♥

さて、お仕事のミラコレスナップは、数ヶ月後に
日本のファッション誌で特集が組まれますので、発売の際はお知らせいたします。

ショーのアップデイトは、STYLE.COMやVOGUEのサイトで、
同日には見れますよ。
きょうは、2つだけ生でショーが見れましたが、SPORTSMAX可愛かったです!

ミラノのファッションWEEKあと3日。
体力勝負でがんばります!

14 9月 2012

コッパドーロ・デッレ・ドロミテ&ヴェネツィア・アーゾロの旅

こんにちわ。
旅のお仕事2週間を終え、
やっと、今週はミラノにいて、来週からのファッションweek仕事の準備期間です。

9月は、、ファッションのコレクションサーキットがはじまり、
すでにNYが終了、ロンドンを経て、来週はミラノ、そしてパリです。
ワクワク!!! 楽しみでたまりません。

さて、ヴェネツィアからスタートした旅。

ヴェネツィアの駅到着!

ヴェネツィアで集合した総勢9名は、サンマルコ広場近くのホテルで宿泊。
翌朝は、水上タクシーとバスに乗りトレヴィーゾ方面へ。
まずは建築家パッラーディオ設計の世界遺産にもなっている
ヴィラ・ディ・マゼールを訪れ、そこのワイナリーのdegustazione(ワインの試飲)
ランチを楽しんだり、 カノーヴァ美術館で彫刻作品を眺め、
そして、Asoloというスキーリゾートに近い、小さくて可愛らしい町に
向かいました。

世界遺産のヴィラ・マゼールはパッラーディオ建築

ヴィラの裏庭の噴水の彫刻

ヴィラの前に広がる広大なぶどう畑

カノーヴァの彫刻(写真撮っちゃダメですよ!)

この写真撮ったあと、こっぴどく叱られました!

この日の宿泊はホテル・ヴィラ・チプリアーニ
パッラーディオ建築の時代に建設されたこのヴィラは、
イギリス人の詩人やイタリア人のオーナーを経て、
ギネス家の手にわたり、
そして、チプリアーニ(ヴェネツィアのハリーズバーの創始者)が買い取ったのち、
ヴィラ・ホテルとなった、歴史のあるもの。

ホテルのエントランス

中庭のレストランスペース

全31室と小箱なつくりも魅力で、素敵なお庭とその眼下に広がる
トレヴィーゾの丘の景色が最高のロケーションです。
お部屋のつくりも重厚で、サービスも心地よいです。
トレヴィーゾの丘に望む中庭

ホテルレストランでのディナーの前には、
トレヴィーゾ産のスプマンテや、
ハリーズバーオリジナルのカクテルのベッリーニをいただいて、
夕暮れ後の涼しくなったお庭でアペリティーボ。
日本からいらっしゃった皆さんも、夢心地のご様子でした。
アペがすんだら、室内のレストランに移動して、
ディナー開始。お魚ベースのフルコースもあっさり味で美味しくいただきました。

アーゾロの町はこじんまりとした風
ホテルを出て右側に歩いて行くと、ちいさな町の中心部。
ここにはお城があったり、オシャレなセレクトショップ、
意外にも素敵なエノテカ、食材屋さんもあります。
スキーリゾートも近いので、欧米のリッチな避暑地にもなっているようです。

ホテルから左側にあるくと葡萄畑が

夕方の眺めも最高

翌朝のブレックファストもこのお庭を眺めながら、
ずっとこのホテルでのんびりしていたーい!と思わずにいられません。
朝のホテルの中庭。お花を眺めながらの朝食

とはいえ、8月30日からは、クラッシクカーレースを控えていた私たち、
バスにのって3時間でレース開催地のドロミテへ。
ここはイタリアアルプス、オーストリアの国境に近い場所です。
コルティーナ・ダンペッツォは、
寒いのなんの。。。イキなり夏から冬の気候。

コルティーナに着いたら、まずは山小屋レストランで、
地元料理!(食べてばっかり。笑)
牛肉のバルサミコ和えサラダと、麦のスープでカラダをあたため、
メインは、ポレンタとグラーシュ(お肉のシチュー)そして、
デザートもいただいて、明日からのレースに向けて、しっかりスタミナ補給。


まずはコルティーナで腹ごしらえ!

ホテルは、今回のレースの
Coppa d'oro delle Dolomiti 
コッパドーロ・デッレ・ドロミテ
スポンサーのひとつ、ホテルクリスタルSPA&GOLF

チェックインを済ませ、
ようやく今回のレースで乗車するクルマたちとご対面!
みなさん、クルマを見たとたん、イキイキ度がUP。
クルマとご対面!
クルマにのって、全員で車検を済ませたあと、
夜は、お待ちかねのガラディナーです。

ゴージャスなヨーロッパのパーティは、
参加者のファッションもとても興味深々。

アペからディナーへ移動
宿泊ホテルでのガラディナー

翌日は、8時半にホテル出発で、レースがスタート。
あいにくの雨。
寒い。。。涙

とはいえ、なんと前代未聞の日本人の参加台数7台
ヴェネツィア集合組の4台と、
福岡、埼玉、横浜からいらした方々もドロミテで集合し、総勢14名です。
素晴らしい!
ポルシェ2台、ジャガー、バンディーニ、
トライアンフ、アルファロメオ、フィアットが勢揃い。

我がチーム、ゼッケン94のトライアンフは、
窓がなくって、雨入り放題という悲劇。
ホテルから持ち出したバスタオルをクルマに敷き詰め、なんとか洪水をしのぎました!
しかも、洋服も軽装で行ってしまったオバカな私は、
いろんなひとからジャケットだのダウンだのを借りて、
重ね着の雪だるまになっていました。(冷え性にこの雨の寒さはキツい)

せっかくの最高のドロミテの景色も、雲中霧中のドライブで、
まったく見えませんでしたが、
ときどき霧の合間からみえる、湖の色がとても美しく、まるで桃源郷のようだったり、
チラ見の効果というのでしょうか、普通に晴れた状態で見る景色より、
印象にのこった気がしています。

この湖の色はまさに桃源郷

雲に覆われたドロミテ
レース中にエンジン故障。携帯も繋がらない山中で足止め。

2日目は幸いにして、午後から晴れ間も見えて、
牛が草を食んでいる牧歌的風景も。
だんだん晴れ間が出てきた
遠くに牛たちが!

ゴールです!走り屋のブレシアの家具屋のポルシェ


今回のレース、日本参加台数もさることながら、
79歳のお母様が親子参加をなさっていて、ナビゲーターとして出場。
お母様のエレガントでパワフルな逞しさには、恐れ入りました。
自分もこんな風に歳をとれたら良いなぁ、という憧れです。

レース最終日は、130台中の上位65チームのみ出走可能のプチタイム競技。
わがゼッケン94番は、トータル順位64位だったので、
プチタイム競技に参加。ぱちぱちぱち。拍手!
レースが終わる頃には、ほかの参加チームとも仲良くなって談笑したり、
厳しい寒さや、レースの辛さも忘れるくらい、楽しい3日間になりました。

表彰式。日本チームも2組表彰!


スポンサーのパルミジャーニの奥様(右)は魅惑の美女♥
ドロミテを発つ頃には、こんなにお天気回復

レースを終え、表彰式とランチのあとは、ドロミテからまたヴェネツィアにもどり、
この旅の締めくくりのイベントともいえる、
フェニーチェ劇場でのオペラ鑑賞。
フェニーチェ劇場のバーで開演前に一杯。
モエでしゅわしゅわ♥

劇場内もゴージャスです☆


前述のお母様が、ホテルに到着までの水上タクシーで
ラ・トラヴィアータのあらすじを解説してくださったおかげで、
とても、内容がわかりやすく、ラストのシーンは、うるうると。涙

さて翌朝は5時15分発でお見送り。

最後の御出発のお客様にごちそうしていただいた、
オルネッライアを水上タクシーで乾杯!


濃厚なレースとヴェネツィア、アーゾロの旅。
みなさんをお見送りして、電車にのってミラノの中央駅に到着した瞬間は、
なんともいえない達成感と感謝の気持ちでいっぱいでした。

また、こんな素敵な方々とご一緒に旅やレースができれば、
ほんとうに幸せです!この場を借りて、あらためてお礼を。
ありがとうございました。

10 9月 2012

濃厚な夏休みのあとはサッパリと。。。モデナのお酢のお話。

こんにちは!

ヴェネツィア、ドロミテクラッシックカーレース、マラネッロFerrari聖地巡礼と
濃厚な10日間のあと、1日あけて、またブレシアのレース参加と、
車まみれな日々をすごしておりました。

そんなわけで、今日はさっぱりした話題を。

『お酢』です。

Frerrari本社のあるマラネッロは、
モデナから車で15分ほどの場所です。
今年、震災があったことで、ご存知かもしれませんが、
もともとは、モデナは、バルサミコ酢でも有名。




この近辺には、ボロニエーゼ(ミートソース)のパスタで有名なボローニャ。
生ハムや、パルミジャーノ・レッジャーノチーズで有名なパルマ、
などなど、イタリアの至高の美食産地とも言えるでしょう。

Ferrari見学を終え、われらが向かったのは、
ACETAIO(アチェタイオ)。
つまり、お酢醸造所です。

MALPIGHI(マルピーギ)というブランドで、
モデナの中心からすこし離れたところにある、由緒ある建物。
お酢をつくる屋根裏部屋に案内していただいて、
家族代々受け継がれる、樽も見せていただきました。

マルピーギケ家で受け継がれる樽
チャーミングなシニョーラの説明も興味ぶかい

このマルピーギさんのバルサミコ酢、
オリジナルレシピの商品も多く、
はじめて見つけたのが、
白いぶどうのバルサミコ♪
モデナに住んでいるイタリア人ですら、
見たこと無いというくらいの
レアなモノ。




肩こり系のこのボトルデザインも憎い!
白バルサミコ2本購入


右の透明感の強い方が、若いお酢。
すこし琥珀かかっているものは、熟成されたもの。
コクが違いますね。

普通の黒いバルサミコよりも甘みがつよく、さらりとしているので、
お魚とかサラダにかけて、いただくのがおススメ。

黒いバルサミコも、味見をさせていただいた50年もの熟成は
非常に濃厚で、とろりとした食感と、
味わいが、お酢というよりも、コクのあるリキュールソースの味わいでした。
お値段もソレナリに高いです。


ここで注釈!!!!

通常スーパーで売っている、バルサミコ酢は、
Balsamico di Modena モデナのバルサミコ
と書いているものの、
近年は、製産地が、イタリアではなく、他国のものもたくさんあります。
で、便詰めだけモデナで行って、モデナのバルサミコと称しているものが多数。

ホンモノのモデナ産は、
Aceto di Balsamico tradizionale di Modena DOP
モデナの伝統的バルサミコ DOP(保護原産地呼称)というのが
エティケットに印刷されているはずです。

味わいがあきらかに違うので、要チェックポイントです。
お忘れなく。





もうひとつのバルサミコ酢も、ヒストリー豊かなもの。
こちらは、Ferrariの内装を家族代々で受け持つSCHEDONIファミリーのお酢。
(どうやらこのあたりの、良家の屋根裏には、
バルサミコ樽が潜んでいるようです)



SCHEDONI家の屋根裏はシューミも訪れました

絶品のバルサミコを試食♪

ミハエル・シューマッハも訪れ、お酢になんてまったく興味の無い彼に、
味見をさせたら、3時間も醸造所にいてしまったそうです。笑
モデナのバルサミコのコンクールで1位も獲得したもの。
ただし、生産量が非常にすくないので、非売品なのがザンネンです。

シューマッハにクリスマスプレゼントに1本お送りしたら、
お返しにとどいたのが、
シューマッハのヘルメット


どれだけ、美味で貴重なものなのかが、計り知れるエピソードです。

イタリアの家族の歴史と、濃厚なバルサミコの味わい。
時間の流れの重厚さを感じるバルサミコ案内になりました。